見て読んで聴いて書く

映像、書物、音楽などについての感想

竹村延和「Sign」

レイ・ハラカミという人の音楽を聞き、竹村延和を思い出した。
何年ぶりかで電車の中で聞いた。
読んでいる本に熱中していたら
「あれ、いつのまにかトータスの曲になっている」と思った。
iPodを見ると
「Souvenir in Chicago」という曲だった。
こういう曲があったことをすっかり忘れていた。

デヴィッド・シルヴィアン「スリープウォーカーズ」
近年のコラボレーション作品のコンピレーション盤。
穏やかだがユニークで、意外に強い光を放つ作品群だ。
坂本龍一作曲の「ワールド・シチズン」はいい曲だと改めて思った。

カニエ・ウェスト「マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー」
「21世紀のスキゾイド・マン」が引用されているのに特に驚きはなかった。
だがジョン・アンダーソンが歌ったマイク・オールドフィールドの曲が、冒頭のフレーズに使われてるのを聴いてびっくりした。カニエがマイク・オールドフィールドを聴いていたとは!
このアルバムは古い世代のロックを好む人もすんなり聴けるアルバムだと思う。
渋谷陽一が愛聴しているくらいだから。

コクトー・ツインズハロルド・バッド「ザ・ムーン・アンド・ザ・メロディーズ」
タイトルそのまんまの世界が展開する好盤。秋の夜、月を眺めながら聴きたいアルバムだ。
帰宅途中、横浜の丘陵地帯を歩きながら聴いた。月明かりの下、すこし涼しくなったような気がした。