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映像、書物、音楽などについての感想

ステレオラブ「BBCライヴ(ザ・レディオ1・セッションズ) 」

ステレオラブのBBCスタジオライブ。
曲からするとアルバムデビュー時から「サウンド-ダスト」あたりまでのライブ音源をまとめたもののようだ。
このバンドは私の理想とする音楽を作り続けたバンドのひとつ。
初期の荒い感触のものもいいがサウンドが洗練された中期・後期のアルバムが大好きだ。
ひとつのスタイルでここまで突き詰めたバンドはあまりないと思う。
このバンドは死ぬまで聞き続けるような気がする。
このアルバムは2枚組だが、私は2枚目の方が好みである。
マーズ・オーディアック・クインテット」から「サウンド-ダスト」までの時期である。

ステレオラブ「サウンド-ダスト」
実はこのアルバムが一番好きだ。
一般的には「エンペラー・トマトケチャップ」「ドッツ&ループス」の評価が高いようだが、
私の中でのステレオラブの最高傑作はこれになる。
ジョン・マッケンタイアジム・オルークが半分ずつプロデュースして2部構成的な印象が残るアルバムとなっている。
私は真ん中を折り返してからの展開が好きだ。
うまく言葉にできないのだが、後半の“あの”感じ、
あそこまで到達した音楽はあまりないと思う。

ステレオラブ「スペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージック」
初期の作品ではこれが好きだ。
特に1曲目「Avant Garde M.O.R.」。
冒頭のコードをかき鳴らすギターの音を聴くだけで一気に心がとろけてしまう。