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シカゴ「シカゴの軌跡」

ジュリアン・コープの「JAPROCKSAMPLER ジャップロック・サンプラー」で記述があったので久しぶりに聴いてみた。
なんというか、人力の音楽の力・熱さを感じさせてくれるアルバムだと実感。
歌があってリズムがあってホーンがあってエレクトリック・ギターがある。
今聴いても心が高揚してくる部分がいくつもあった。

ブラス・ロックの紛れもない名盤だ。

このファースト・アルバムは2枚組で、そのあとサード・アルバムまでシカゴは3作続けて2枚組アルバムを発表していた。
今作を聴くとその意気、勢いが伝わってくる。特に2枚目の方で。

実は私がシカゴを知ったのはAORっぽくなってきた後のシカゴなので、
この時期のこのバンドはずっと特にチェックしておらず、'90年代になって知った。
'90年代にこの時期のシカゴを聴くようになった人はあまりいないような気がする。

もはや40年前のアルバムだが、このアルバムには、古臭い部分はあるにしても、それなりに時代を超える力があると思う。