見て読んで聴いて書く

映像、書物、音楽などについての感想

週刊文春1013号

P22◆東京電力救済大増税「極秘プラン」をスッパ抜く−
財務省の計画では揮発油税、いわゆるガソリン税を上げて復興財源に充てることを計画しているとの記事。リッター50円の値上げで年2.6兆円の税収とのこと。

P25◆堺屋太一緊急寄稿 野田首相国会議員「給与満額復活」の厚顔
→官僚統制が進んでいることを危惧。各政党が政策シンクタンクを作るべきと提案。野田総理の給与返上なしを批判。→これは返上しましたね。

P27◆共演者、スタッフ今だから言える−ピン子さん、「渡鬼」本当の鬼はあんただよ!
泉ピン子の独裁者的ぶりをレポート。
新しいスタッフや久々に登場するチョイ役にとってはピン子への楽屋への挨拶は『生死を決する』と伝説的にいわれていたとか。
ピン子が若い時「ウイークエンダー」に出演していたときの写真が載っている。どうでもいいことだが、その顔が上戸彩に似ていたので驚いた。
上戸彩を意地悪っぽくすると若き日のピン子になるのか? いくらなんでもそれはないか……

P31◆スクープワイド 禁じられた遊び
森光子退院 今でも100回のスクワット!
→1年以上、表舞台に出ないため、危篤説もあったが、現在は病院を退院、“得意の”スクワットもしているとの記事。
小栗旬 山田優と同棲マンションに謎の「ヤリ部屋」
→世田谷に所有、山田優と同居するマンションで新たに一室を購入しているということからの記事。読む限り「ヤリ部屋」というほどのものではないと思うのだが。「今からウチに来なよ」が小栗の常套文句とのこと。
大阪で密会 小林麻耶は紳助の「便利なオンナ」
→紳助と愛人といえるような関係があったとの記事。
中2少女を窒息死させた「狂気のエクソシズム
→被害者の少女は“小学校高学年から心身を病んでいたともいわれ”とあるので、健常な状態ではなかったようだ。そこで霊を取り除こうとしての事件だったとのこと。
大王製紙御曹司の危険な遊戯「強姦ごっこの夜」
→これはなんということのない記事。飲み屋でホステスを相手のおふざけを記事にしただけのこと。

P37◆福島第一原発「絶望の現場」で働いた!
→この鈴木智彦というライターの人、週刊ポストでもこの体験を記事にしていたみたいですね。謙虚なスタンスで書いているのが印象的。
しかし、こんな大変な仕事なのに初日から遅刻ギリギリになるとはさすがフリーライターだけのことはある。
作業スタッフの手配には暴力団員が大いに動いていたとのこと。ギャラは日当1万5000円。この人によるとギャラは募集しているところでまちまちで、日当20万円の募集もあったそうだ
。金額の違う理由の説明はなし。作業内容によって違うのかも……。

P46◆池上彰のそこからですか!? 中国からのサイバー攻撃激化
三菱重工、IHIなどへのサイバー攻撃に関して、分析の結果、遠隔操作する側の画面に中国の簡単字が使われていたことが判明、簡単字が使われているのは中国大陸なので、中国からの攻撃であるとみなせるとのこと。

P58◆小林信彦 本音を申せば 〈映画は女優で観るという法則2〉
→前号で仲里依紗を高く評価していると書いた理由を「順喫茶磯辺」を例にして解説。
そして彼女が主演した新作「ハラがコレなんで」についても語る。
こちらは〈義理人情〉と〈粋〉がモチーフになった映画。
義理人情、粋については当然一家言ある筆者としては、今回はまだまだだなといった論調である。

P110◆辛酸なめ子 ヨコモレ通信「藤子・F・不二雄ミュージアム
→訪問レポート。
ドラえもん第一話の原稿でドラえもんが初めに発した言葉は「野比のび太は30分後に首をつる。40分後には火あぶりになる」だったそうです。
藤子・F・不二雄が結婚前に正子夫人に送った手紙に『商売上手の雑誌屋さんのお誂えで無益無害の漫画ばかりしか賭けません』と心情吐露された箇所があったところになめ子女史は注目している。

P122◆文庫本を狙え!「読む人間」大江健三郎
有名な渡辺一夫のエピソードなどが書かれているようだ。そのうち読んでみたい。

P124◆阿川佐和子のこの人に会いたい 柳田邦男
→柳田は福島第一原発の事故調査・検証委員をしているとのこと。核と遺伝子操作に手をつけたことは人類の犯した“罪”なのではないかと語っている。

P130◆山から放射能が降ってくる 福島市「最悪の被曝地帯」
→汚染物質は消えるわけではないので、雨水に流されて低い所、河口にたまり続けるという恐ろしい現実についての記事。

P133◆香川照之 歌舞伎デビュー 父・猿之助、“愛人”との同居−浜木綿子独占インタビュー
→これと香川が連載しているキネマ旬報11月上旬号を読めば、事情はそれなりにわかるはず。
香川は息子に猿之助を継いでほしいのだ。ともかくそのことをずっと思い続け、母・浜木綿子猿之助を説得、今回の襲名となったようだ。
香川が父・猿之助に言わせたという「恩讐の彼方にありがとう」という言葉の意味は当事者でないのでわかりかねるが(浜木もインタビューでは意味がわかりかねるという趣旨の発言をしているが、本意かどうかは不明)、ともかく香川の強い意欲には感銘を受けた。
「自分のことを父と思うな、もう来るな」といった猿之助、さらに彼を世話してくれる愛人の女性と香川の家族は同居しているのだから。
そしてそのことを自分を育ててくれた母・浜木を説得する形でやっているのだから。なかなかできることではないと思う。
浜木の息子に対する強い信頼が感じられる記事だ。

P140◆「暴排条例」大パニック!
水野美紀松方弘樹がその関係のある人物としてリストに上ったとの記事。