dot i/o「Declaration of the Independence of the imagination and theRights of Man to His Own Madness II/想像力の独立と自己の狂気に対する人権宣言II」
クラムボンのミトによる“想像力の独立と自己の狂気に対する人権宣言”シリーズ第2弾。
dot i/o名義でのアルバムとなっている。
シリーズ第3弾のmicromicrophone名義のアルバムが“ちっちゃなマイクロフォン”ということで、弾き語り的で内に向かう歌ものだったとすれば、
今回はジャケ写を見ればわかるように“do+i/0”、つまり“インプットとアウトプットを行う”というコンセプトで制作されたものとも思われる。
ピンク・フロイドの「アランのサイケデリック・ブレックファスト」を思い出してしまった冒頭から、さまざまな音がアウトプットされてくる。
とっちらかった感じで音が繰り出されるせいか、全体像はまだつかめないが、ミトの音楽的引き出しの多さがあってこその、この音の傾向の幅の広さだろうとは思う。
クリスチャン・ヴァンデかデメトリオか、はてはハナモゲラ語かと思わせる「Rokus」に感心した。
例が古い人ばかりですみません。
ヴォーカリストでないミトがここまでさまざまな発声をするのは大変だったろう。
ライブではこの曲を披露しているのだろうか。
このアルバムについても周辺情報は知らないのだが、アルバムのクレジット表記があり、カンのイルミン・シュミットとの共同プロデュースでフランスで録音されたとある。
レコーディングの経緯など書かれている記事があれば読んでみたい。
これからまだ何度も聴くつもりなので、新たなイメージが見えてきたらまた更新したい。
- アーティスト: dot i/o
- 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
- 発売日: 2006/12/02
- メディア: CD
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第2が“i/o”、第3が“ちいさなマイク”だったので、
地質学で境界線、断裂帯を意味するらしい“FOSSA MAGNA”名義のアルバムはどんな感じなのだろう。
MAGNAからMAGMA的なものも期待できるが……。
ほかの2枚から推測すると、こちらはアグレッシブな生演奏的なもののような気がするとここでは予測しておく。