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ZAZEN BOYS「ZAZEN BOYS4」

ファーストとサードは聴いているZAZENB0YSの4枚目。

ナンバーガールも手掛けていた、マーキュリー・レヴデイヴ・フリッドマンがプロデュースしている。
ジャケットには、フリッドマンの個人スタジオでレコーディングとミックスをしたとデカデカと書いてある。
ここまでデカく書いてあるということはそのことが重要だったということなのだろう。
ちなみに私はマーキュリー・レヴはかなり好きなバンドだ。

この柔軟性はあるが緊密でタイトな音がライブでどのように再現されているのかは私は知らないが、
アルバムをiPodで聴く限りでは気持ちいい。

アマゾンのレビューを見ると非常に評価が高く、“日本アンダーグラウンド音楽の集大成”とまで書いている人がいた。
信奉者がいるバンドなのだろうか。周辺情報をまったく知らないのだ。
私はそこまでの名盤とは思わないが、悪い作品ではないとは思う。

ていうか、この人たち別にアンダーグラウンドではないと思うのだが……。

この音楽、特に音楽好きでないナンバーガールのことも向井秀徳のことも知らない人が聴いたら
笑ってしまうのではないかと思うのだが、どうなんだろう。

歌詞も笑えるし、向井の声も、普通の歌という意味でははっきりいって相当変で突っ込みを入れたくなる類のものだ。
あの声で、「本能寺で待ってる!」と連呼されれば、なんじゃこりゃと、普通の人は大笑い、もしくは苦笑するのではないだろうか。

私はそこがこのバンドの魅力なのだと思う。

こんなヘンテコな音楽を大真面目に聴いている若者の姿を思うとなんか愉快な気分になる。もちろんいい意味で。

ZAZEN BOYS4

ZAZEN BOYS4