スティーブ・ハケット「エリック・サティーの風景」
サティのピアノ曲をアコースティック・ギターとフルートでつづった小品集。
ギターはスティーブ・ハケット、フルートは弟のジョン・ハケット。
サティの曲はピアノで聴くとクールにも感じられるが、このアルバムでは打って変わって
'70年代ジェネシスにあったウォームでウェットな世界が展開。
“霧の中のサティ”といった趣だ。
サティの曲がここまで変わるものかと感心した。
と、思っていたら、なんか、以前にスティーブ・ハケットのアルバムで聴いたことがあるような気がしてきた。
確かジェネシス脱退後に発表した「プリーズ・ドント・タッチ」('78年)ではないかと思い、チェックしてみた。
そのまんまの曲があった。
4曲目の「Kim」がまさに「ジムノペディ」の別バリエーションだった。
フルートとアコースティック・ギターの構成も同じ。
このアルバムのアイデアは30年前からあったのだ。
当時のLPのライナーに「ジムノペディ」のことは書いてあったかもう記憶にはない。
このアルバムもなかなかよかったが、「プリーズ・ドント・タッチ」もなかなかいいアルバムだと久々に聴いて思った。骨董品のような音楽だ。
両アルバムを聴いて、スティーブ・ハケットの変わらなさに感心した。
- アーティスト: スティーブ・ハケット
- 出版社/メーカー: ネットワーク・レコード
- 発売日: 2001/04/18
- メディア: CD
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- アーティスト: スティーヴ・ハケット
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/02/15
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