モービー『デストロイド』
- アーティスト: モービー,イニャング・バッシー,アンナ・マリア・フリーマン,エミリー・ズジック,ジョイ・マルコム
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2011/05/11
- メディア: CD
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2011年にリリースされたアルバム。
前作「ウェィト・フォー・ミー」から2年ぶりの作品。
ジャケットとCDブックレットの写真はモービー本人の手によるものだという。
ツアーで世界をめぐっているときに撮った写真とのことだ。
数ある中から選りすぐられたものなのだろう。とてもいい写真だ。
ジャケットの写真も“destroyed”の文字を後処理で入れたのでなく、ちょうどその文字が流れてきた瞬間に撮影したとのこと。
ライナーを読んで初めて知ったのだが、彼はニューヨーク州立大学で写真を専攻していたのだそうだ。
本人による今回のアルバムについてのコメントも載っている。
「僕にとってのこの『デストロイド』というアルバムは街中から人が消え去り、寝静まった深夜に聞くのが一番しっくり来るんだ。〜街から人が消え去った深夜2時のサウンドトラック」
そんな言葉を残している。
このアルバムは聴く環境で印象が変わる気がする。
にぎやかな空間や、人があわただしく動いている場所ではその魅力は伝わらないと思う。
静かな場所で(できれば夜)、1人でじっくりと聴くアルバムだと思う。
電車の中で聴いたときはあまりピンとこなかったが、寝る前にベッドで聴くとなかなかよい感じだった。
そういうたぐいの音楽だと思う。
ただ、この人、あまりにどのアルバムの音も似ている印象がある。
モービーを聞き始めたのは『プレイ』『18』あたりからだと思う。
あのころは結構熱心に聴いていたのだが、ここまでくると正直どのアルバムも同じように聴こえてきてくる。
ここまで金太郎飴的にアルバムを出し続けている人もあまりいないのでは。
モービーを聴くとアンダーワールドですら、アルバムごとの違いはあるのにと思ってしまう。
また聴き続けて印象が変わったら、更新することにする。
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その後、何度も聴いた。あまり高く評価できないアルバムという印象だ。