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映像、書物、音楽などについての感想

小山宙哉「宇宙兄弟」16巻

漫画

宇宙兄弟(16) (モーニング KC)

宇宙兄弟(16) (モーニング KC)

15巻はパニック障害となった日々人のロシアでのリハビリ生活と現役宇宙飛行士からの“更迭”人事の話だったが、16巻は兄・六太の話。

“月を目指すチーム”に抜擢された六太は、海の底に設置された仮想月面基地でのシミュレーション訓練に参加する。
六太は盟友であるケンジと同じチームとなるが、訓練の途中で2人のうち1人しか月に行くことができないことを知る。
六太、ケンジともにそのことで大いに動揺、2人のパートナーシップにも亀裂が走る。
だが、同じチームとなった先輩の飛行士アンディから、自分がなぜここにいて何をすべきなのかという言葉を聞いたことをきっかけに、迷い、葛藤を振り切りる。
そして訓練において持ち前の自由な発想で大きな成果をあげることに成功する。

という感じだろうか。
いつものようにスラスラと読めて、物語に葛藤、障害があり、それを乗り越えるという展開だ。そして話のところどころに配した布石(ケンジの娘のこと、ウミガメのこと)などが、六太とケンジが対峙するクライマックス部分でうまく落としどころとしてハマり、読みどころとなっている。
物語全体としては今回の号はちょっとしたエピソードという感だが、やはり面白い。

しかしこの漫画、何巻まで続けるつもりなのだろう。この展開だと私には見当も付かない。