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見て読んで聴いて書く

映像、書物、音楽などについての感想

文春0809

文春

P38◆原発再稼働「賛成42%」の衝撃−メルマガ読者1300人アンケート
週刊文春WEBのメルマガ読者へのアンケート結果を受けての記事。編集部の記事ということになるが、なぜか櫻井よしこ、徳岡孝夫の写真の名前が大きく載っている。記事を読むと二人はちょっとしたコメントを残していた。ただ、このアンケート、非常に大ざっぱなものだ。質問が「あなたは原発再稼動に賛成?反対?」である。すでに、大飯原発は再稼動しており、政府の出した原発依存選択肢が2030年時点となっているのに、時期も規模も指定なしで賛成か反対とは。これではアンケートとして、いかようにも取れるものになってしまう。またしても老人の徳岡孝夫という人がしょーもないことを得々と語っている。

P53◆飯島勲の激辛インテリジェンス なぜ野田首相はデモを音と言ってしまったのか
首相官邸の中だと外の音はほとんど聞こえないから、“声”を“音”と言っていまったのだそうです。

P54◆池上彰のそこからですか 全参加国が女子選手出場だが
ロンドンオリンピックの女子選手出場について。北京ではブルネイサウジアラビアカタールが女性選手不参加。ロンドンでは最後までサウジアラビアが女子出場を決めなかったとのこと。

P58◆新聞不信 イチロー礼賛報道への違和感
→今回、イチローと松井という2人の選手の現状と報道のされかたを比較、極端な松井びいきの意見を書いている。松井の“愚直さ”をイチローの“賢さ”と比較した、思い入れたっぷりの文章。そして“イチローのメディア操縦術”と書くくらいだからイチローが相当、嫌いなのでしょう。ただ、スポーツ選手は結果がすべてなので、この文章は甘すぎる。当初は松井の報道の方が圧倒的に多く好意的だった。そして何年も経た上での2人の実力が、現在の報道ということだ。

P66◆本音を申せば 小林信彦 3D映画の衰退、めでたし
→以前から書いている3D映画否定の文章。過去の3D映画を取り上げて3Dを否定。ただ、「これらの中の幾つかが3D映画になることもあった。シガニー・ウィーバーの「エイリアン」シリーズも、この〈シリーズ物〉の一つである」とあるが、“エイリアン”シリーズは3Dにはなっていないと思うのだが……。ただリドリー・スコット監督の「プロメテウス」は3Dなのでそのことを言っているのか。。私は映画に対して思い入れはまったくないので、見せものとして興行料金もあがるし、最新テクノロジーを取り入れるという点でも製作者サイドからするとありだと思うのだが。

P76◆そのノブは心の扉 劇団ひとり ゴルフクラブ
→8ヶ月前からゴルフのレッスンスタジオに通っているとのこと。コースに出たことはないが、今回クラブを購入したとのこと。

P102◆新家の履歴書 裕木奈江
→’70年生まれ。生まれてすぐ両親が離婚、母と暮らすが母が再婚した際に、母方の祖母の養子となり、祖母と2人で育ったという。34歳のときに2004年にギリシャに国費で演劇留学。その後ロスで暮らし、「硫黄島からの手紙」「インランド・エンパイア」などに出演している。

P116◆Cinema Chart
あの日 あのとき 愛の記憶

強制収容所から脱走した男女をめぐる、30年にわたる奇跡的な実話を女性の側から描く作品とのこと。25点満点で15点。全員が3点というのも珍しい。

セブン・デイズ・イン・ハバナ
ハバナが舞台のオムニバス。ベニチオ・デル・トロ、エミール・クストリッツアらが監督。25点満点で17点。

P117◆春日太一の木曜邦画劇場 戦争映画かくあるべし! 〈人災〉を描く三部作の開幕
山本薩夫の3部作「戦争と人間」を3週にわたり紹介! 今、山本薩夫といって若い読者はわかるのだろうか。というか40〜50歳の世代でも知らない人は多いと思う。春日太一という人はすごい人だと思った。ちなみに私はこの映画は見ていない。

P119◆ヨコモレ通信 辛酸なめ子 「詩のボクシング」詩の定義はゆらぐも、強力キャラの詩人たち

P119◆CD温故知新
ゴブリン『ライヴ・イン・ローマ』、ロカンダ・デッレ・ファーテ『妖精』

→今何故、イタリアン・プログレ? 編集者セレクトが超私的すぎる。ゴブリンはともかく、文春読者でロカンダ・デッレ・ファーテがわかる人はほとんどいないと思うのだが。ゴブリンのライブが今年出たからといって『妖精』を紹介するというのは関係があるのだろうか? 編集者はなぜこのバンドを知っていたのだろう? 不思議だ。ちなみにイタリア製スリラー映画をジャーロと呼ぶそうです。映画好きでない私は知りませんでした。

P121◆この人のスケジュール帖 美術館長に就任 森英恵
彫刻の森美術館」「美ヶ原高原美術館」の館長に就任したとのこと。ちなみに両館ともにフジサンケイグループ系列。

P123◆今週の必読 評者・陣野俊史 柴崎友香・著「わたしがいなかった街で」
何気ない日常の中に写りこむ戦争の影

→この人の著作は最近読んでいなかったのだが、タイミングが合えばこの本は読んでみたい。

P125◆ベストセラー解剖 読者の7割が女性の古書ミステリー
ビブリア古書堂の事件手帖三上延

→刊行開始から1年4ヶ月、シリーズ3巻累計で310万部とのこと。鎌倉の片隅に佇む古書店の美しい女店主が持ち込まれる古書にまつわる秘密を解いていくミステリー連作とのこと。「人気の鎌倉+古書ミステリーという組み合わせ、作中で登場する本は漱石「それから」、賢治「春と修羅」など馴染みある名作−そこに淡いロマンスの要素も兼ね備えたところが、元文学少女にウケているのかも」とある。

続きは後日更新


P126◆著者は語る 阿部和重 「クエーサーと13番目の柱」
→「クエーサー」とは遠い宇宙の果てで、膨大なエネルギーを放ち輝く天体のこと、だそうです。“手の届かない場所で光を放つアイドルをクエーサーに見立て、アイドルをつけ狙うパパラッチを軸に話が展開する”そうです。「日本版パパラッチの世界に、以前からあったスパイ小説の構想を併せた内容の作品になりました」と著者の言葉。実在する「引き寄せの法則」という考え方を超能力的に描いた面もあるらしいです。

クエーサーと13番目の柱

クエーサーと13番目の柱

P130◆文庫本を狙え 坪内祐三 高橋一清・著「編集者魂」
文藝春秋を代表する文芸編集者の著作とのこと。橘隆志(立花隆)が文春を早期退職したことで、採用枠があいて入社できたとここには書いてある。この本には中上健次との交流などが書かれているそうだ。

編集者魂―私の出会った芥川賞・直木賞作家たち (集英社文庫)

編集者魂―私の出会った芥川賞・直木賞作家たち (集英社文庫)

P131◆宮崎哲哉の時々砲弾 放火魔のマッチポンプ
→まだまだ続く、消費税増税に絡む新聞のマッチポンプ批判。新聞に対して軽減税率が適応されるか否か、この点は忘れずに注目しておくことにする。

P138◆2050年日本のGDPは韓国の半分になる! 英国「エコノミスト」誌の驚愕予想
→書籍「2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する」を文春で刊行したことでの宣伝も兼ねた記事。50年後は中国は負け組となり、アフリカの時代が来るそうだ。

2050年の世界―英『エコノミスト』誌は予測する

2050年の世界―英『エコノミスト』誌は予測する

P140◆中国で暴動勃発 「反日ガセメール」の標的にされる日本企業
→馬鹿馬鹿しいデマを飛ばす中国の一部の人の行動を紹介・解説。

P142◆ママタレント派閥「仁義なき戦い」−セレブ派神田うのを脅かす庶民派千秋とデスブログ東原亜希の大連立
→ママタレというものはお金になるそうなので、色んな思惑がうごめいているとのこと。

P144◆私の「大往生」死は怖くない! 小野田寛郎
ルバング島から帰国。その後ブラジルに渡って牧場経営も成功させたそうだ。現在90歳。すごい体力である。

P149◆野球の言葉学 松井秀喜タンパベイ・レイズ) 鷲尾康
→昨オフ、松井は実はもう一度ヤンキースのユニフォームを着ることを夢見て、二番手候補であるが契約成立にかけて待っていたとのことが書かれてある。

まだ終わらないので明日また更新したい。


P154◆JALを私物化する稲盛和夫会長の「強欲」−濡れ手に粟で未公開株50億円ゲット!
→「阿川佐和子のこの人に会いたい」(0226号)では稲盛会長を褒め称えていたが、こういう記事も掲載するのが週刊誌らしいところ。未公開株の割り当てについての記事。欲のためにしたともいえないと思う。だが慈善事業でもないし、リスクをとったのだから、利益があがれば濡れ手に粟のこともあると思うのだが。これを非難するのもちょっとさもしい気もする。あまり偉くなりすぎると、周囲の思惑で本人と意図しないところで妙な噂が立つということなのだろうか。

P159◆尖閣諸島地権者は「借金40億円」−仰天スクープ マネーゲームの末に20億円で東京都へ売却合意! 石原都知事も知らない
→地権者の事情がこの記事でさらに判明してきた。所有者である栗原一族の長男でなく、三男がマスコミによく登場するが、実は現在2人の関係は疎遠とこの記事には書かれてある。尖閣諸島は、前所有者と付き合いのある栗原家に昭和50年ころに数千万円で譲渡されたとのこと。なぜ栗原家が?というのが私の疑問なのだが、そのあたりはこの記事ではわからない。実は特に深い理由はないのかもしれない。