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見て読んで聴いて書く

映像、書物、音楽などについての感想

リドリー・スコット監督の映画「プロメテウス」

先行レイトショーで見た。
「エイリアン」('79)の前日譚的な作品みたいな話とは聞いていた。
ウィキペディアによるあらすじは以下の通り。

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太古の地球に異星人の船が飛来する。地上に降り立った人間型宇宙人は黒い液体を飲み、自らのDNAを地球の生態系に拡散させる。

2089年、考古学者であるエリザベス・ショウとチャーリー・ホロウェイは地球で発見された古代遺跡から異なる古代文明に共通する星図を発見する。まもなく、人類がはるか昔から追い続けている人類の起源の謎を解明する、未知の惑星の存在が浮かび上がる。ウェイランド・コーポレーション選抜の科学者たちを中心に編成された調査チームは、宇宙船「プロメテウス」に乗り込み、星図の示す太陽系を目指して出発する。

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見る前にはこれは読んでいなかった。
予告編や宣伝では“人類の起源は〜”的なことがいわれていたことは知っていた。

で、見た感想。

非常に面白かった。
ブレードランナー」('82)以来、30年ぶりとなるリドリー・スコットのSFである。
映像的につまらないもののわけがない。
ただ、思わせぶりな部分が多く、さらにこの映画自体は大きな物語のプロローグ的なつくりになっているようで、見ていて妙なフラストレーションも募った。
さらに調査隊のあまりに無防備な行動もあり、この人たちは宇宙の遠い惑星までいって何をドタバタ子供探検隊みたいなことをしているんだという印象もあった。

さらに冒頭の映像の意味がわからず、見ている間「あれはなんだったのだろう?」と思いながら見ていた。今にして思うと恥ずかしいような映画読解力である。
ウィキペディアの“あらすじ”を読んでやっと合点がいったしだいである。

そして会社の映画好きの人間から
この絵を見れば「プロメテウス」の意味が一目瞭然という画像を教えられてそれを見て、やっと映画の全体像がわかった気がした。
“プロメテウス”“ネタバレ”“画像”とかで検索すればヒットします。
その画像には
●+■=▼
■+▼=▽
というようなことがイラストで描かれています。
※この画像は映画を見た後で見たほうがいいかもしれない。

なるほど。
確かに人類起源の謎は描かれている。

ただ、この映画これだけで終わってしまうのはあんまりだ。
ほんと壮大な序章という感じなので。

計画は進んでいると言う続編が本当に公開されることを望みます。
映画ではマイケル・ファスベンダー演じるアンドロイドの描写が多かった。
なぜか「アラビアのロレンス」のロレンスの真似をしたりとか。
続編ではアンドロイドが、“エイリアン”シリーズのときのよりもさらに重要な役回りを演じそうな気もするのだが……

この映画3Dだが、さすが“巨匠”。
“エイリアンが3Dで飛び出す”的なあざといことはまったくしていません。3Dはあくまでも映像のスケール感と格調を高めるために使われています。
“エイリアンVSプレデター”のポール・W・S・アンダーソンがこの映画を監督したら、エイリアンが3Dで飛び出しまくりだっただろう。

あまり書くともしかすると見る人の興をそぐかもしれないので、この程度にしておく。