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見て読んで聴いて書く

映像、書物、音楽などについての感想

文春1122

P22◆中村勘三郎「危篤情報」の箝口令−食道がん手術後、ICUで人工呼吸器
→具体的なウラは取れていない推測記事。食道がん手術後に肺炎となったことで入院を続けているようだ。危篤というレベルだったのかどうかは今ひとつわからない。

P29◆東国原が美女にフグの毒?店主は激怒「あいつだけは許せない!」
→女性を連れて銀座のフグ店に入り、フグ肝を食べたところ、女性がフグの毒に当たって入院することになったという記事。フグ肝は違法。それもあり東国原氏は自分では注文せず、店の人が薦めたので食べたとコメント。店主がそれに対し、東国原氏がフグ肝を注文したのだと怒りのコメントを残している。時期が時期だけに自分から注文したとはいえないのでそうなったのだろうが、彼のツキが落ちてきていることを感じさせる事件ではある。それはともかく、個人的には彼が都知事選には出ないようなので安心した。

P32◆逗子ストーカー殺人犯が「平和」の尊さを説いていた教師時代
→新聞には書いていないような部分も記事にはあった。この犯人、女性を殺害後、2階の手すりにヒモをかけて窓の外から落ちて首吊りをしたとのことだった。通行人がベランダから釣り下がる死体を見て通報したそうだが、その通行人はびっくりしたと思う。

P34◆読売“虚言軍”に贈るナベツネ違法行為「実行犯自供テープ」
→前号に続く記事。ナベツネが免許更新の老人講習をズルしたというだけなので、あまり読む気にはなれなかった。ただ、読売周囲の人間にとっては自分の進退に関わる死活問題だろう。

P37◆飯島勲の激辛インテリジェンス あなたに総理の資格なし 橋下氏の批判に反論する
→橋下氏がツイッターで、道州制についての飯島氏の橋下氏への批判への反論をしたことに対して反論している。道州制については、私は知識がないのでなんともいえないが興味深いコメントが。

小泉氏が引退したから飯島も引退しろとか、ちゃんちゃらおかしいぜ。だったら昔は小泉ブレーン、いまや橋下側近の政治ブローカー、竹中平蔵も引退しろってそのままお返ししておくよ。

この人、やはり竹中のことは大嫌いなのだ。ブローカーといっているくらいだから、植草氏が書いていたように、竹中氏はやはりオフショアに金を貯め込んでいるのだろうか。

P42◆あぶない高齢出産〈後編〉「不妊治療大国ニッポン」出生率は先進国最低 治療回数はダントツ世界一なのに…
→医療ジャーナリスト・伊藤隼也+本紙取材班の記事。

ともすれば「医学の進歩で高齢でも安全に妊娠・出産ができるようになった」という誤解を生んでいるがそれは幻想であり、正しい情報が社会に共有されていないことに他ならない。

と述べ、高齢出産のリスクについて解説している。この記事によると、日本は“世界一の不妊治療大国”なのだそうだ。治療回数は米国の約1.5倍でダントツの一位とのこと。この記事では、妊婦については、高齢出産による身体的負担が増え、帝王切開のケースが増加し、さらに妊婦の死亡確率も高まると書いている。さらに新生児に対するリスクとしては発育遅延、心臓、染色体の異常などが生じる確率もアップすると指摘。高齢出産を考える人は、妊婦、新生児においてもリスクが高くなることを認知してほしいと訴える内容となっている。扇情的でなく読みがいのある記事だったと思う。

P48◆池上彰のそこからですか!?  オバマ再選の原動力とは
→再選を果たしたオバマ大統領に対して好意的な内容。引用させていただく。

2008年のリーマン・ショック以降、アメリカ経済は深刻な不況に陥りました。一期目のオバマ政権は、経済立て直しに苦闘。失業率が高くては、現役大統領の再任はない。そう言われていましたが、オバマ大統領は再選を果たします。このところ景気はようやく上向き、(中略)有権者は、オバマ政権での景気回復を評価したのです。

ほか、同性婚を容認したオバマ氏の発言について書いている。キリスト教でもアメリカ聖公会は同性愛を容認していることをこのコラムで初めて知った。聖公会イギリス国教会の流れを汲む宗派だったと思う。富裕層の多い宗派らしい。ちなみに立教は日本聖公会

P50◆国際 不可解すぎる大統領選直後のCIA長官辞任
→ジャーナリスト・古森義久署名記事。不倫で辞任したデビッド・ベトレイアスCIA長官について書いている。新聞で読んで私も不思議に思ったのだが、裏に色々な事情があるようすだ。この記事ではその詳細は不明。


P60◆本音を申せば 小林信彦 妻夫木、チャンミンの犯罪映画、成功
高村薫の使用説を映画化した「黄金を抱いて翔べ」を紹介。
“面白かったな、この映画は”で始めている
筆者は女優が好きなので、男ばかりのこの映画を面白いといっているのは珍しい。
都合がつけば見てみることにする。

P68◆近田春夫の考えるヒット これはホント驚いた!! 世界基準で競い合うAKB!
UZA/AKB48
→普通にフロアーで鳴り響いているといってもおかしくない“本格的四打ち”が最後まで続くことに驚いたとのこと。以下、近田氏は結構、重要なことを語っている。引用させていただく。

ここで本格的とはもうひとつ、ひらうたとサビの温度が変わらず、全体が一定の密度を保ちながら前身していくようなストイックな構造をもつことでもあるが、サビで盛り上げるだけ盛り上げてもいい、いくらでも展開の許される一般のアイドルソングに比べて、リスナーを退屈させないものを作ろうとすれば、その分サウンドメイクの難易度は高くなる。そして今、作曲家にとって世界水準での競い合いとは、まさにこの部分なのだ。

少女時代の曲について語っていたことともつながる部分がある。
ほか

ときに秋元康といえば、曲タイトルに世相を微妙に遅らせて盛り込むのが上手い。

という“誉め言葉”も。
ズレてる方がいい/エレファントカシマシ
→「ちょっとずれてる周波数」という一節が「ちょっとずれてる親切」に聞こえて面白いとのこと。
はみだしは「今週の新政党」。氏いわく“スマート”という言葉が今、すごく流行っているそうだ。昔はだれも使わなかったのにと語っている。

以下、後で更新する。

P76◆そのノブは心の扉 劇団ひとり 
サンリオピューロランドについて。ショーが気に入ったようす。


P98◆新・家の履歴書 村田喜代子
→45年生まれの女性作家。主婦との兼業で作家活動を続けてきた。実はこの作家のことは知らなかった。ちょっと興味を持ったので機会があれば作品を読んでみたい。

P128◆Cinema Chart
その夜の侍
→自作舞台劇を映画化。20点満点(おすぎはコメントなし)で10点。コメントを読むとおおむね評価は低い。
人生の特等席
クリント・イーストウッドの主演作。25点満点で21点。全て4点以上で5点はおすぎ。私も見ました。私は4点つけます。

P129◆春日太一の木曜邦画劇場 「実録外伝 大阪電撃作戦」 戦うばかりが能じゃない! ヘタレヤクザの処世術に学べ
→今回も70年代東映映画である。筆者によるとかつての東映ヤクザ映画には、むしろ観客が笑い飛ばしたくなるような「ヘタレ(根性なし)」たちが数多く登場したそうだ。その中でもヘタレな親分を演じさせて右に出るものがなかったのが織部順吉なのだという。そして彼のヘタレ芝居が炸裂しているのが今回紹介した「実録外伝 大阪電撃作戦」とのこと。
でも見出しにある“ヘタレヤクザの処世術に学べ”って、そんなこと発想する人は筆者くらいなものだろう。文章はこう締めている。

いつも周囲と波風ばかりを立ててきた筆者に、織本は教訓を与えてくれた。戦うばかりが能ではない、と。

織本氏からこの原稿に対する感想を聞いてみたい。

実録外伝 大阪電撃作戦 [DVD]

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◆ヨコモレ☆通信 辛酸なめ子 「第12回フランス語で歌うコンテスト」それぞれの思いを情感たっぷりに歌い上げる女性たち
→登場したのは男性は高校生1人のみで、あとはすべて女性とのこと。やはり熟年女性の哀愁ただよう人生経験にじませる歌唱が強烈だったようだ。“美しいフランス語で自分の人生を投影させた歌を熱唱する姿は恍惚感にあふれ、時には見てはいけなかったような瞬間も”とある。

P123◆今週の必読 評者・一志治夫 角田光代「空の拳」著者始めてのボクシング小説
→今回、見出しが簡素である。“著者始めてのボクシング小説”て、ほかに書くことなかったのだろうか。日経新聞に長期連載された作品とのこと。著者も10年以上にわたりボクシングジムに通い続け、シャドーを行い、多くの試合に足を運んでいたそうだ。著者がボクシングをどう捉えているのかちょっと興味があるのでそのうち読んでみたいと思う。

空の拳

空の拳

P126◆著者は語る 松家仁之「火山のふもとで」若き建築家を中心に描く、細やかで奥深い世界
→新潮社の編集者だった人物の作家デビュー作。“豊富な知識と経験に裏打ちされた美しい文章で物語は紡がれ、時代に左右されない質実でうつくしい建物を構想する村井俊輔と、現代的で華やかな作品を目指す船山圭一という、対照的な二人の建築家が登場する”話だそうだ。ちょっと面白そうである。

火山のふもとで

火山のふもとで

P128◆私の読書日記 山崎努 本人、正気と狂気、多重人格
南伸坊の「本人伝説」を紹介しつつ、イタリアの劇作家ルイジ・ピランデルロの作品について語っている。私は演劇のことはほとんど知らないので、読んでいて今ひとつよくわからなかった。「本人伝説」については、南伸坊の顔は元々“どちらかといえばモデルにされる側のタイプであり、その悪条件を逆手にとったのがより効果を生んでいておもしろかった、そこに僕は動かされた”とのことだ。

本人伝説

本人伝説

続きは後日更新。

P131◆宮崎哲弥の時々砲弾 まだ人間じゃない?
→まずは石田純一東尾理子夫妻の出産について語る。夫妻は受精までに苦労があり、クアストロテストという検査でダウン症の可能性があることが指摘されていた。ただ、このテストでは精度が低いため、確定的な診断結果を得るためには羊水染色体検査が必要になるそうだ。夫妻は相談の上、「最初から全ての運命を受け入れる覚悟も出来ている」として羊水検査は受けなかった。筆者はこう語る。
この決断は昨今の生殖医療をめぐる状況に鑑みて、重要な意味を帯びている。
さらに、前号、今号に掲載された記事「あぶない高齢出産」で書かれているような精度の高い出産前検査が普及することに多いに懸念を抱いているようだ。
かかる“診断”の精度向上が「命の選別」に直結してしまうのではないか……。〜もしこれから生まれる「命の選別」を許せば、現に生きてある命の差別にも繋がりかねない。
このような“生命”の問題は、デリケートで非常に厄介なテーマではあるが、医療技術の進歩が、先送りにできないものとなってきていると筆者は締めている。

P132◆阿川佐和子のこの人に会いたい 荒井良二
→日本で始めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した絵本作家・イラストレーター。話の内容より二人の2ショットの写真が奇妙で気に入ってしまった。あの写真、何かを表現しているのだろうか?

P141◆輸入牛肉で発がんリスクが5倍になる−危険な“残留ホルモン”が国産牛の600倍
→ノンフィクション作家・奥野修二の署名原稿。牛の肥育にはエストロゲン(女性ホルモン)が使われているが、その残留濃度についてアメリカ産牛肉は和牛に比べ赤身で600倍、脂身で140倍高かったという調査結果から始まる内容。因果関係は推定的なものだが、そのことを受けこの残留ホルモンが卵巣がん、乳がん、男性は前立腺がん増加の原因となっているのではという推測記事。次号にも続くそうだ。

P153◆深田恭子30歳「1年以内に結婚」宣言 お相手は“専属料理人”
五十嵐麻朝という27歳の俳優についての記事。

P155◆紅白有力スーパーガールズ元カレが悔し泣き「恋と堕胎」
指原莉乃を初め、今後こういう元カレが文春に時々登場してくるような気がする。

以上。