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映像、書物、音楽などについての感想

小山宙哉「宇宙兄弟」19巻

宇宙兄弟(19) (モーニング KC)

宇宙兄弟(19) (モーニング KC)

パニック障害を克服したことを“試験”で示した日々人だが、発作の確率は0%ではないと主張する一部の管理者の意見がNASAでの見解となる。
宇宙への道を閉ざされた日々人は失踪。
その後、六太に連絡してきた日々人はNASAを去り、別の道で宇宙飛行士となることを告げる。

この展開は面白い。
あれがこうなる伏線だったのかという感じだ。

読んでいて思ったのは、一度パニック障害を起こした人間を、あえて宇宙飛行士として任命するにはリスクがあると考える一部の人間の意見も、それはそれで理にかなったものではあるということ。
「飲めるワインは他にもあるんだ」
という言葉は人間をコマとしか思っていないセリフとして印象的だ。

日々人のことで落ち込み動揺する六太を見掛けた新田が食事に誘うというのが人間関係の変化を感じさせて興味深いものがあった。

巻が進むごとに着実に物語は進展している。
相変わらず面白いが、このペースだと25巻くらいで終了となる感じだろうか。