一柳慧「一柳慧作曲 オペラ横尾忠則を歌う」
- アーティスト: 一柳慧
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2005/02/03
- メディア: CD
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JAPROCKSAMPLER ジャップ・ロック・サンプラー -戦後、日本人がどのようにして独自の音楽を模索してきたか-
- 作者: ジュリアン・コープ,奥田祐士
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私はリアルタイムでの認識は全くないが、現代音楽、そしてアートの世界でも気鋭の作曲家として注目されていたそうだ。
「ジャップロック・サンプラー」にはそのあたりのことが書いてある(ただし、事実誤認多し)
LPは2枚組だったそうだが、
こちらはカラーCD4枚セットがLPサイズのボックスに収納された豪華な装丁だ。
ボックスを開くと
天井桟敷のポスター画像などをびっしりと印刷した内装。こだわりの感じられる作りになっている。
9800円。
ちょっととらえどころのない珍妙なアルバムだ。
さまざまな音源のコラージュ的なアルバムで面白いといえば面白いが、聞き込むような曲はほとんどない。
その中で聴きものといえるのが、内田裕也とザ・フラワーズの曲。LPでは片面すべてと片面半分にあたるボリューム。
ボーカルなしのインスト曲だ。
“サイケデリック・ロック・バンドとしての実力を知らしめる内容”と解説にあるが、ダウナー系の独特のモワーンとしたサウンドを当時内田裕也が志向していたというのが意外だった。少し聴き込んでみたい。
高倉健が横尾忠則のことを歌った「高倉健、横尾忠則を歌う」が今となっては何故、高倉健がという感じだ。
当時は横尾のイラストに登場したりしていたが、
高倉健自身はこういったムーブメントに対してどう思っていたのだろうか。
若い世代の人はなんで高倉健がこんなアルバムに参加して歌っているのか理由が分からないのではないだろうか。
実は私もわからないのだ。
'70年代に横尾の本はよく読んでいたのだがもう忘れてしまったので。なんか書いていたような気もしたが……
自分が高校時代、横尾のカラーイラスト図版を透明の下敷きに入れていたことを思い出した。
我ながら変なことをしていたものだ。