見て読んで聴いて書く

映像、書物、音楽などについての感想

週刊文春1006号

P33◆テレビ界「ドッキリ報告!」
松方弘樹「使用禁止令」を出したテレビ局
→東京都暴力団排除条例で“黒い交際”が取りざたされてではとの記事。また独立トラブルとの噂もある。水野美紀も同様。

P48◆池上彰 そこからですか!? 民主党の「自民党」化進む
民主党政権になってから、鳩山、菅首相は「政治家主導」を進めようと徹底的に官僚排除を進めたが、それに官僚がそっぽを向き自ら働こうとしなくなった。
その弊害を踏まえて野田政権はかつての自民党のように官僚との良好な関係を作ろうと路線修正を図っている。
ただそれでは政権交代の意味はあったのかと疑問を呈している。

P56◆今週のBEST10 ショップが充実のミュージアム
→面白いグッズを見つけることもあるというミュージアム内のショップのベスト10
1位 東京国立美術館
2位 国立科学博物館
3位 国立新美術館
4位 森美術館
5位 根津美術館
6位 東京都現代美術館
7位 サントリー美術館
8位 原美術館
9位 ブリヂストン美術館
10位 安曇野ちひろ美術館

P60◆小林信彦 本音を申せば [映画は女優で観る]という法則
→テレビドラマ「モテキ」での菊地凛子満島ひかりのこと、映画版での長澤まさみ仲里依紗のことなど。

P116◆今週の必読 評者・友部正人 ロバート・ヘンライ「アート・スピリット」
→著者のヘンライという人は20世紀初頭のアメリカの画家だそうだ。
この本は美術学校での講義の断片と手紙から構成されているという。
エドワード・ホッパーマン・レイなどが教え子だったそうだ。デビッド・リンチキース・ヘリングらもこの著作を“熱く支持”しているという。
フォークシンガーの友部正人が絶賛している。
“ぼくのまったくの想像だけれど、ボブ・ディランも若いときにこれをこれに刺激を受けて『風に吹かれて』や『戦争の親玉』を作ったのではないだろうか”
とまで書いている。
読んでみよう。

P120◆立花隆 私の読書日記
→社会思想家のシモーヌ・ヴェーユでなく、フランスの女性政治家シモーヌ・ヴェーユの自伝「シモーヌ・ヴェーユ回想録」を紹介。
ユダヤ人であるため、アウシュヴィッツに送られたが生き残ったことなどが書かれているという。

P124◆阿川佐和子のこの人に会いたい 江口洋介
→映画「湘南爆走族」の江口洋助(本名と“助”だけ違う。有名な“偶然”の話)役でビデューする前に、長谷川和彦原田芳雄といった、江口いわく“ATGで育った人たち”との交流があったというくだりが意外だった。

P129◆「芸能人の飲食店22」流行る店、ダメな店「覆面調査」−島田紳助郷ひろみはるな愛五木ひろし
田中義剛の「花畑牧場」は店舗閉鎖が相次いでいる。
元ドリカムの西川隆宏はすすきのでガールズバーを営み、すっかり店のバーテン状態。
佐々木主浩榎本加奈子夫妻は仙台、北海道で4店のスープカレーの店を営んでいる、店の前での2ショット写真も。仲よさそうですねー。
などなどの紹介記事。

P133◆真相追及! アンフェアな「女と男」
ほしのあき結婚 三浦皇成「育ての親」河野調教師が暴力団幹部との関係を明かした!
AKB篠田麻里子 キャバ嬢時代は「万年2位」
→中州のキャバクラで働いていたことなど。
懲りない大王製紙御曹司「クーデターだから問題なし」
→9/25にホテルオークラで開かれた麻生太郎の甥の結婚式に出席。巨額借り入れ問題の渦中にありながら、平然としていたとの記事。
この時点ではまだ大丈夫と思っていたんですかね。すごい神経。

P144◆裁判長が「小沢の供述は信用できない」と断罪 小沢一郎の息の根が止められた!
→裁判の結果はどうあれ、まったくの無実かといえば、そうでないと考えるのが普通だと思う。
ただ、それが司法においてどう裁かれるかということにおいては小沢の現在の立ち位置など諸事情により変わるといえるのではないか。
こういった疑惑は小沢に限ったことではないというのは誰もが知っていることだと思う。
そして、なぜか小沢にだけこういうことになったのかはそれなりの事情があるとは思える。
その背景、事情には関心はある。
ただ、小沢が裁判でどうなるかというのは変な論理のゆがみを理解しなければならないので、正直私にはめんどくさい話ではある。