見て読んで聴いて書く

映像、書物、音楽などについての感想

パット・メセニー『ニュー・シャトークァ』

ニュー・シャトークァ

ニュー・シャトークァ

ECM時代に発表されたソロの3作目。
全ての楽器(ベースを含むさまざまなギター)を自分で演奏した多重録音作だ。
パーカッションは入っていない。

このアルバムでパット・メセニーのアルバムは最新作の『What's It All about』を除けばすべて聴いたはずだ。
取りこぼしていることに気付き聴いたのだ。
今年には新作は聴いてみるつもりだ。

かつては“明るい”“若々しい”“屈託のない”などと語られてきたと思われるメセニーの音楽だが、私は彼の音楽にある独特の“憂い”も非常に好きだった。
内省的といえるこのアルバム、冬の夜に一人で聞くのにいい音楽だ。

'78年8月にノルウェーオスロのタレント・スタジオで録音とのこと。