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ホラーズ『スカイング』

スカイング

スカイング

前作『プライマリー・カラーズ』
プライマリー・カラーズ

プライマリー・カラーズ

から2年後、2011年7月にリリースされたサード・アルバム。
前作はイギリスの音楽誌NMEで'09年度の年間ベスト・アルバム1位となっていた。

で今回のアルバム。
'70年代中盤から、ニューウェーブとかオルタナティブと呼ばれていたたぐいのロックを熱心に聴いてきた人間としては楽しめる内容だった。
もちろん、その後のシューゲーザーのテイストもあった。

『プライマリー・カラーズ』と比較すると、
大雑把に言えばギターのアグレッシブな音が後退して、キーボードが前面に出てきたサウンドとなっている。
いわゆるおどろおどろしいゴスっぽさも減少した感じだ。
ガツンといく勢いは抑えた分だけ、音の空間的な広がり、スケール感は増しているように思える。

ただ、なんかどっかで聴いたような感じだなーという“既視感”のある音であるのは否めない気もする。

歌詞についてはちらっとしかチェックしていない。
なんかポジティブな感じですね。

いいんだけど、突出したものがさほど感じられないというのが正直なところだ。
何度も聴いたのだが、現状はこのくらいの感想だ。
また印象が変われば更新したい。
期間を置くと印象が変わることもよくあるので。