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映像、書物、音楽などについての感想

ガイ・リッチー監督、ロバート・ダウニーJr.主演、ジュード・ロウ共演の映画「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」

ロバート・ダウニーJr.がシャーロック・ホームズジュード・ロウがワトソン博士を演じた「シャーロック・ホームズ」('99)の続編。
監督は前作に続きガイ・リッチー。

1作目は見ていない。シャーロック・ホームズを“武闘派”として描いたみたいなことは紹介記事で読んでいた。
予告編を見ると面白そうな気がした。

で、見た感想。

途中でかなり寝てしまった。
面白かったのはロバート・ダウニーJr.の笑えるキャラクター。
特にラスト。
あとはあまり気を引くものはなかった。
しばらく見ていたら爆睡してしまったので実は細かい部分はわからない。
なので、万一これを読んだ人は、そういう人のあまり当てにならない感想として受け取ってください。

ガイ・リッチーの監督作は「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」は見たが、さほど面白いとは思わなかった。
ただ、今作よりは楽しめた。お金はこの2作よりかかっていると思えるのだが……
私の感想としてはガイ・リッチーの監督作は見ていて退屈な印象がある。

特に今回の、アクション・シーンは見ていて乗れなかった。

ハイスピード・カメラで撮影、ハイコントラストの画質で頻繁にスローモーション、ストップモーションの映像が展開する。だが、あまり効果的な映像演出には思えなかった。むしろテンポをそいでいたように私には思えた。
これでは、予算が何十分の1以下であろう、石井克人監督「スマグラー おまえの未来を運べ」の映像に負けていたといわれても仕方ないと思える(スケール感は別として)。

特にひどいと思ったのが、ホームズが相手の動きを予知(予想する)する映像が流れた後に、実際のアクションが展開するというシーン。
これって同じアクションを繰り返すということになるので構図や展開に気を使わなければいけないのに、あまり工夫なく同じシーンを繰り返していた。
ガイ・リッチーのアクション映像のセンスははっきりいって酷いと思った。
ただ、もはやぼーっと見ていたのでもしかしたら勘違いかもしれない。
もしそうだったらすみません。

私の個人的な感想としては、スピルバーグ監督の「タンタンの冒険」と同様、予告編を見て楽しみにしていたら、期待はずれ。
予告編の部分でもう充分という作品でした。
ただ、第1作も見ていなかったし、体調のこととかも関係しているかもしれないので面白いと思う人もいると思います。
これだけ大掛かりな映画なので。