小山宙哉「宇宙兄弟」17、18巻
- 作者: 小山宙哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/03/23
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- 作者: 小山宙哉
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17巻
海底NEEMO訓練の終了と六太の訓練での成果発表。六太はアイデアが評価され、月に向かうメンバーのサブクルーに選ばれる。一方、日々人はパニック障害を徐々に克服、“試験”を受けることになるが、ある人間の“悪意”で試験中に予想外のことが起きる。
18巻
予想外のことはあったが“試験”をクリアした日々人。一方、六太はサブクルーに選ばれたメンバーと共に砂漠での訓練に。曲者ぞろいのメンバーのまとまりは悪いが、そこに意外な人物がサブクルーのリーダーとして登場する。
両巻ともに万人に進められる相変わらずの安定した面白さ。
“宇宙飛行士になって月に行く”という目標に向かって主人公が努力、葛藤しながら進んでいく物語なのだが、そこに、メリハリを加えているのはやはり人間関係。
主人公の新たな出会い、かつて交流した人間との再会、それぞれの主人公の見えないところでの彼らの活躍などなどが、見せ場を作り、これからの展開の期待を高めている。
登場キャラクターもそれぞれに目標、事情を抱えた人間として描かれており、魅力がある。
どこまでこのマンガ続くのかはわからないが、意味のない物語の引き伸ばしもなくストーリーは着実に進んでいる、まだまだこの調子ならぐずぐずにならず物語が進みそうだ。