ベン・アフレック監督・主演の映画「ザ・タウン」
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「アルゴ」がとてもよくできた映画だったので、見ることに決めていた。
やっと見る順番になったのでレンタル店でDVDを借りて見た。
銀行強盗の話というのは知っていたが、人間ドラマ的な部分が多い内容と勝手に予想していた。
すさんだ環境で育ち、犯罪にも手を染めている青年が、それらと手を切り“街を出る”ために葛藤する話、みたいな。
ケン・ローチの映画にあるような題材でありながら、それをもっとアメリカ的にドライに描くみたいなものを予想していた。
さらにいえば、日本のヤンキーの“その後”を描く田中宏、高橋ヒロシ的なもののアメリカ版的なものが見れるのかもとかも思っていた。これは勝手な期待だったが。
で、見たのだが、内容はどちらかといえば、クライム・アクションといっていい内容で“街を出よう”とする主人公の葛藤は描かれるが、それはメインではなかった。
アクション映画だった。
米国で最も銀行強盗が多いというボストンのチャールズ・タウンという街が舞台。
銀行や現金輸送車強盗を働いている青年グループのリーダーのベン・アフレックが、銀行強盗の際に人質とした女性支店長と自分の正体を隠しながら恋に落ちてしまう。ベンは足を洗い、女性と故郷を出ようとするが、周囲のしがらみがそれを許さない。ベンは街の“長老”に脅され、スタジアムの売り上げ強奪計画を実行することになるという話。
三幕構成で物語の構造をシド・フィールド流にざっと分析すると以下のような感じだろうか。
冒頭からのシークエンスは銀行強盗。女性支店長を人質に逃亡する。
そして主人公はコインランドリーで何も知らない女性支店長から声を掛けられ親しくなる。
ここまでが第1幕。コインランドリーのシーンがプロットポイント1。
物語の折り返し地点となるミッドポイントは恋人となったその女性に一緒に街を出ようと持ちかける(はっきりとした目標が生まれる)シーン、もしくはFBIの捜査官にまだ尻尾は出していないがベンが自分を人質とした強盗グループのリーダーであると告げられる、母が家を出て行った真実を知るシーンあたりだろう。
第3幕はスタジアム強盗のシークエンスだろう。球場に入るシーンからラストに至る一連の流れで主人公はさまざまな葛藤、問題に決着をつける。
悪い映画ではないが、割と類型的な映画といってもいいかもしれない。
銀行強盗ネタで派手な街での銃撃戦とかがあるので、私はこの映画を見てマイケル・マン監督の「ヒート」を思い出した。
ケン・ローチ的な作品ではまったくなかった。
というか、この映画にケン・ローチ的なものを期待したのは私くらいなものだろう。
特に推敲はせずにアップする。
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感想は書いていないが、その後見たアフレックの初監督作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」は素晴らしい映画だった。
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