二宮和也主演、蜷川幸雄監督の映画「青の炎」
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ウィキペディアによると蜷川幸雄19年ぶりの監督作ということで話題になったようだ。
これも少年が犯罪(殺人)を犯す話ということで、どう作られているか脚本、映像話法的に興味があり見ることにした。
貴志祐介の原作小説は過去に読んでいた。
コメントするのがはばかられるレベルの仕上がりだった。
脚本が酷い。
原作を悪い形でシナリオ化した見本のような内容。
(そのことの詳細を書き連ねるのは手間なので省く)
正直、演出に関しても、見ていて感心するようなものはなかった。
むしろ逆に思うことがいくつかあった。
中村梅雀が刑事役で登場するのだが、まるで長ドラに出てくる刑事そのまんまの役柄。
どういう意味でこんなことしているかと思った。
なぜかこの映画オープニングにピンク・フロイドの「ザ・ポスト・ウォー・ドリーム」が流れる。
『ファイナル・カット』の最初に流れる曲だ。
よく知らない日本人が、ドラマチックに歌い上げたりしている。
なんとフルコーラスである。
蜷川幸雄はピンク・フロイドが好きなのだろうか?
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この映画と「完全犯罪クラブ」、思うところあって見たのだが、なんの参考にもならなかった。