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映像、書物、音楽などについての感想

三浦しをんの文楽エッセイ「あやつられ文楽鑑賞」

あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

あやつられ文楽鑑賞

あやつられ文楽鑑賞

実は1ヶ月以上前に読んでいたもの。
このところ感想メモを書くことができずにいる。
読んだもの・見たものが貯まるばかりだ。
三浦しをんについては「星間商事株式会社社史編纂室」も読んだが感想メモはつけられずにいる。
これ以上貯まると、感想メモをつける習慣を維持することができなくなりそうだ。
感想は書き留めておかないと忘れてしまうのでまずいことになる。
なので、しばらく頑張って書いていくことにする。

で、この「あやつられ文楽鑑賞」についてである。
三浦しをんのエッセイを単行本として読んだのは初めてである。

私は彼女の小説について時系列に全作品読もうと思ったのだが、
なぜかエッセイを読む気にはなれずにいた。
ただ「仏果を得ず」を読み、文楽について彼女が語っているエッセイ「あやつられ文楽鑑賞」については読んでみようと思った。

「仏果を得ず」は“これは彼女の代表作のひとつでは”と思うくらい気にいった連作小説だった。
そして強く感じたのは彼女の“文楽愛”。
そんな彼女の語る文楽というものはどういうものかと思い読んでみようかと思ったのだ。

読んでよかった。
私は文楽に関してはの知識はほとんどなかったが、自分なりに興味は抱いていた。
非常に面白く、ためになった。

なのだが、メモを取り忘れていたので具体的な興味深かった箇所を書くことができないのが情けない。
おぼろげな記憶で残ったものは
橋本忍著作「複眼の映像」で日本に残る最大最高の傑作と書いている長大な「仮名手本忠臣蔵」の非常にわかりやすいストーリー解説を読むことができた。
・文庫版あとがきを早稲田大学の内田美樹子教授が書いている。彼女の講義「日本演劇史」を受講していた演劇専修科だった作者は期末試験ですばらしい答案を書き、教授を感心させたそうだ。だが、卒論は映像映画関係で書いたとのこと。卒論では何の映画について書いたのだろう?

というどうでもいいことだったりする。
またもや情けない話である。

ちなみにこの本、私はポプラ社版と双葉社の文庫版を両方読んだが、気に入った人は両方読むことを勧める。微妙につくりが違うのだ。

個人的メモなので文章が荒れてもいいのでどんどん書いていくことにする。

次は三木聡について書きたい。
全映画をまとめて見て、監督本人による原作小説を読んでしまったくらい気に入ったので。これは書いておかないとまずいという気がする。
(それと比べて黒沢清の「リアル〜完全なる首長竜の日〜」の感想メモを書くことがはなんか面倒で気乗りがしないのは何故なのだろう)