伊坂幸太郎の連作小説集「死神の精度」

- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/02/08
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特に期待もせずに読んだのだが、思いのほか良かった。
内容としては、死神を主人公に、彼が見届けることになる6人との関わりを描いた連作中編集ということになるのだろうか。
発想としては目新しいものではないが、そこに付加したアイデアがほどほどに新鮮なものになっている。
そして、ともかくこの人の文章は読みやすい。
以前も書いたが、私的にはスナック菓子を食べるような感覚で読むことができる文章だ。
頭を使わずに読むことができる文章である。
それなりの刺激、伏線とそれなりに意外な終着点という、ほどほどの読後の満足感もある。
頭を使わずに楽に読める、ほどほど刺激的な小説という意味では、いい小説といえるのかもしれない。
中短編集も時間があれば読んで見ることにしたい。
今回はブラッド・メルドーのアルバムを聴きながら読んだ。
自分としては音楽と小説がはまって、小説の仕上がり以上に楽しめたような気がする。
そのことが書きたかったのでこのメモに残した。
以上。

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ほかに強く心に残った小説、映画がいくつもあるのだが、書くのがおっくうで
結局、こういう小説についての感想を数分で書くことになってしまう。