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映像、書物、音楽などについての感想

ザック・スナイダー監督のスーパーマンの映画「マン・オブ・スティール」

マン・オブ・スティール ブルーレイ&DVD(初回限定生産)

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劇場とPCの画面で2回鑑賞した。
私は映像とストーリーから感じられるザック・スナイダー監督の世界観が好きなので、今回も楽しみにしていた。
クリストファー・ノーラン製作・原案、デヴィッド・S・ゴイヤー原案・脚本。ゴイヤーはノーランの“バットマン”シリーズの原案・脚本を手がけていた人物。
体にタトゥーを入れまくっている妙な風貌のおじさんだ。
ウィキペディアによると映画関係では有名な南カリフォルニア大学(USC)の映画芸術学部を卒業しているとのこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BBS%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC

で、感想だが、
予想通り、今までの作品から比べるとダークなテイストの“スーパーマン誕生”の物語となっていた。
宣伝コピーでは“スーパーマンvs最凶の敵ゾッド将軍”的な売り込みだったが、核となるポイントはまったく違った。
「遠く離れた星で生まれ、地球で育った異星人が、地球で人類と共に生きていくことを受け入れられるまでを描いた葛藤と戦いの物語」といった感じだ。
シーンは時系列通りには進まず、過去と現在を自在に行き来する。ストーリーにメリハリをつけるためシーンとシーンの間を飛ばして進めていたりもする。
ストーリーは、主人公カル・エルの誕生から始まる。
そしてラストでクラーク・ケントとして現れた主人公が、記者のロイスから「Welcome to the planet」と言われるまでのお話である。
planetはデイリー・プラネット新聞社社であり、地球のことでもある。

突っ込みどころはあるのだが、個人的には妙に自分の心に訴えるところがあるという、いつものザック・スナイダーの世界を堪能した。
ハンス・ジマーの音楽も彼の作曲としては私の好みの感じになっていた。
ここでは譜面にかけないが、あの「タター♪」というフレーズを音階を変えて、さまざまな局面に使っているのがなかなかよかった。ジョン・ウィリアムズの曲にあったフレーズだったと思うのだが、未確認。
http://www.youtube.com/watch?v=UUSVANyzg0M

マン・オブ・スティール オリジナル・サウンドトラック

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