諫山創「進撃の巨人」
奇怪な漫画だ。
ルネサンス期の画家、ヒエロニムス・ボスの描いた絵のような世界がある。
作家は'86年生まれの25歳。
ウィキペディアを見ると尊敬している漫画家の名前が書かれているが、私は2000年から漫画雑誌を読まなくなったので名前を見ても全然ピンと来ない。
読んだ感想としては特に言葉が浮かばないが、
この独特の世界観が非常に面白く、状況の説明がないまま問答無用で不条理な戦いが進んでいくので飽きることなく読み進めていくことができた。
しかし、ここまで謎が明らかになっていないストーリー展開でよく映画化になったものだ。
ただ、仕事を請けた中島哲也監督としては、映画の筋にとらわれることなく、まるっきり漫画のストーリーと別物の映画が作れるので逆にやりがいがあるかもしれない。