尾田栄一郎「ONE PIECE」61〜66巻
この漫画はある程度まとまったところでツタヤでまとめて借りて読んでいる。
今回読んだのは“頂上戦争編”が終わって、物語全体の折り返し点を過ぎ、“魚人島編”の部分。
“頂上戦争編”で60巻続いた物語のピークにいったん達したので、後は1周するまで最大のピークは来ないと思われる。
だが、小さなエピソードを積み重ねて魚人島編も読み応えがある。
多彩で膨大な数の登場キャラクターの絡み、壮大な世界観、キャラクターの人間関係を絡めた伏線、読んで得られる爽快感、感動という点では、記録的な売り上げも納得できる少年漫画だと思う。
見せ場も大いに盛り上がり、やはり読んでいて面白い。
ただ、1点読んでいて気になるのは、この作者の漫画“絵がわかりずらい”こと。
しかもジャンプ・コミックスは新書版サイズのため、絵が細かくなって読んでいて何が描いてあるのか今ひとつわからないことがしばしばある。
これだけの部数が出ているのでいまさら版形も変えられないとは思うが、本当はもう少し大きい版でこの漫画は読んでみたい。
ただ、あまりに巻数があるので終了後に「SLUM DANK」のように版形を変えて出すのはできるのだろうか、という気もする。この勢いだと120巻となっても不思議ではないので。
昨年、尾田先生がマキノ雅弘監督の「次郎長三国志」シリーズのDVDのジャケットを描いていたことで「あれ」と思ったが、64巻の巻末で先生がそのあたりのことを書いていた。納得。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2011/10/28
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66巻を読んだ。
“魚人島編”から次の章へのつなぎの巻だった。
ジンベイのキャラクターは「次郎長三国志」あたりからの影響かな、などと思った。