シカゴ「シカゴII(シカゴと23の誓い)」
ファーストを聴いた流れでセカンドも聴いてしまった。
ファーストほどのはじけるような勢い、尖った部分は若干弱まった気もするが、あいかわらず伸びやかな音楽だ。
ストリングスとホーンによるアコースティックなインストゥルメンタルも好きだ。
エルビス・コステロとブロドスキー・カルテットが共演した「ジュリエット・レターズ」のことを思い出した。
異論ある人もいると思うが……
ただ、邦題に“ぼくら〜”が多くてげんなりする。
1. ぼくらは何処へ(Movin'In)
2. ぼくらの道(The Road)
3. ぼくらの詩(Poem for the People)
4. ぼくらの国(In the Country)
である。この“ぼくらの”は相当恣意的なものだ。
当時の雰囲気を乗せた甘ったるい嫌な邦題だ。
原題の毅然としたよさが台無しだ。
私が10代のころは、“ぼくらの〜”という言葉をタイトルに付けたものを結構見受けたように記憶する。
私はそういうものが大嫌いだった。
多分のこのあたりのイメージが嫌で'70年代後半からロックを聴き始めた私は、なかなかシカゴを聴くことがなかったのかもしれない。
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ただ、もう10〜20代の若い人がこれを積極的に今聴くかとなると、なかなか縁遠いのかもしれない。